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診療実績

︎膵疾患

膵疾患は大きく膵癌と、前がん病変を含む嚢胞性疾患に大別されます。当科は肝胆膵外科学会の高度技能医修練A施設に認定されており、年間約30〜40例の膵手術を行っております。また、希少疾患である神経内分泌腫瘍に関しても、内科や放射線科、病理診断科と連携をとりながら診断、治療を行っております。2022年1月より和歌山県立医科大学より膵疾患のエキスパートである廣野誠子先生が当科の主任教授として着任され、当科での膵臓手術件数は急激に増加しております。

︎肝疾患

当科では肝疾患に対し 年間100例以上の手術を行っており、その症例数は増加傾向です。特に肝臓がん(肝細胞がん、転移性肝がん)に対する手術は力を入れており、従来では手術適応となりにくかった転移性肝がんに対しても切除可能と判断すれば積極的に手術を行っております。また、切除不能と判断された症例に対しても、抗癌剤を使用することで切除可能となれば切除を行うコンバージョン手術も行っております。手術は開腹手術に比べて体の負担が少ない腹腔鏡下手術を可能な限り行う方針としております。

︎胆道疾患

胆道がんは大きく肝内胆管がん、肝門部胆管がん、遠位胆管がん、胆嚢がん、乳頭部がんに分かれており、その疾患によって肝切除、膵頭十二指腸切除、あるいはその両方を行います。当科は年間20〜35例の胆道手術を行っており、一般病院では難しい症例に対しも可能な限り切除を行っています。切除不能な胆道がんに対して抗がん剤治療を行い、腫瘍が縮小し手術可能と判断した場合は積極的に手術(コンバージョン手術)を行っています。

︎胆嚢良性疾患

年間約80〜130例の手術を行っています。症例にもよりますが、炎症の強い症例であってもほぼ全例腹腔鏡下手術を行っております。また、何らかの原因で手術が不可能な患者さんに対しても、内科と連携して治療にあたっております。

︎︎ヘルニア

年間20〜50例の手術を行っております。最も多い鼡径ヘルニアをはじめ、腹壁瘢痕ヘルニアや臍ヘルニアに関してもほぼ腹腔鏡下での手術を行っております。