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教授ご挨拶

主任教授/診療部長

廣野 誠子(ひろの せいこ)

2022年1月に兵庫医科大学消化器外科学講座肝胆膵外科の主任教授を拝命しました廣野誠子と申します。当科のホームページを読んで下さることに、深く感謝申し上げます。

私は兵庫県小野市に生まれ、2000年に和歌山県立医科大学を卒業し、同学消化器外科教室に入局し、外科学の修練を行ってきました。基礎研究は、癌研究所で 膵癌の遺伝子研究を行い、膵癌の新規治療に応用できる様々な遺伝子を同定し、医学博士を取得いたしました。
2008年から肝胆膵外科を専門とし、2012年に日本肝胆膵外科学会高度技能専門医を取得しました。また、アメリカのジョーンスホプキンス大学、ピッツバーグ大学ならびにドイツのハイデルベルグ大学で、動脈・門脈合併切除を伴う高難度肝胆膵手術や腹腔鏡下・ロボット支援下の肝胆膵手術の手技を学びました。

兵庫医科大学肝胆膵外科教室は、岡本英三 教授、藤元治朗 教授、波多野悦朗 教授の築かれた歴史と伝統ある教室です。本教室の責任者として迎えて頂けたことは、私にとってこのうえなく光栄です。
私たちの教室では、肝癌、胆道癌、膵癌 をはじめとする悪性・良性の肝胆膵疾患全般と、脾臓疾患ならびに 鼠径・腹壁瘢痕ヘルニア を対象とした手術を中心とする治療を行っています。現在、日本の癌死亡者数順位は、第4位 膵癌、第5位 肝癌、第6位 胆道癌と上位を占め、なかでも膵癌患者さんは増え続けており、2040年には第2位になることが予測されています。

肝臓・胆道・膵臓の悪性腫瘍は難治癌で、根治可能な唯一の治療方法は、外科的切除のみですが、手術治療だけでは完治が難しく、薬物治療や放射線治療を含めた集学的治療が必須です。そのため兵庫医科大学では、外科、内科、放射線科、病理診断科とのキャンサーボードを週に1度行い、メディカルスタッフを含めたチーム医療による集学的治療に徹底し、難治癌患者さんの長期生存を目指しています。

肝胆膵手術は高難度・高侵襲手術ですので、合併症ゼロを目指した手術手技と術後管理の向上に、教室員一同で日々研鑽しております。さらに、より侵襲が小さい手術を提供するため、私たちは腹腔鏡による肝胆膵手術に積極的に取り組んでおり、近日中にロボット支援下手術の導入を予定しています。 また、疾患の悪性度や腫瘍部位を考慮しながら、肝切除術においてはできるだけ多くの肝臓を残し、膵切除術においても膵臓の摘出範囲をできるだけ小さくし、また脾臓や十二指腸の臓器を温存する縮小手術に取り組むことで、患者さんの手術後の生活の質(QOL)が向上できるよう努力しております。
一方で、切除不能と診断された進行した膵癌、胆道癌、肝癌に対しても、抗腫瘍効果の強い薬物治療や放射線治療を行ったうえで、外科的切除(コンバージョン手術)を積極的に行っています。また、手術後に新たに生じた肝臓癌、胆管癌、膵臓癌に対しても、外科的切除を行うことで完治を目指しています。そのため、動脈や門脈の血管合併切除術が必要な超高難度な手術にも積極的に挑み、進行した癌や再発癌に対しても決して諦めることなく、根治術を目指しています。
その他、急性・慢性胆嚢炎や鼠径・腹壁瘢痕ヘルニアなどの良性疾患に対する腹腔鏡下手術にも積極的に取り組んでおります。私たちの教室では、手術を含めた集学的治療を1日でも早く患者さんに提供できるよう、兵庫医大全科で力を合わせ、スピード感をもって診断と治療を進めています。

大学病院として、私たちが専門とする難治癌である肝癌、胆道癌、膵癌の新規治療の開発、長期生存を目指した新規術式の開発、合併症ゼロを目指した術後管理の開発が急務と考え、基礎研究および臨床研究にも力をいれております。 私たちは、常に最先端の高度医療を世界に向けて発信し、世界のトップクラスの教室であり続けることを目指しています。

私たちのもう一つ重要な使命は、若手外科医の育成です。私たちの教室では、高難度な肝胆膵手術の技術を極めるために、ドライラボやアニマルラボによる高難度な外科手技の修練を 推進し、若い先生方には指導医のもとで多くの診療経験を 積んでいただいています。そのため、各種専門医資格の取得はもとより、社会に信頼され、自ら後輩を指導できるだけの十分な技量をつけることができるシステムを確立しています。また、われわれの教室は、兵庫県と大阪府に多くの関連病院をもち、各病院に経験豊かな指導医が多数おり、多くの手術をはじめとする 診療経験を積むことができます。
外科学に興味をもたれている医学生、研修医の皆様、またホームページを読んでいただき私たちの教室に興味をもっていただきました先生方、是非、当科にご連絡いただきたく存じます。

私たちは、兵庫医科大学のチーム医療により、難治性肝胆膵疾患に対して最先端の集学的治療に励み、より良い医療の提供に、教室員一同、全力で精進いたします。これからも、何卒よろしくお願い申し上げます。

兵庫医科大学 
消化器外科学講座肝胆膵外科 主任教授
廣野 誠子

経 歴

  • 平成12年 4月
    和歌山県立医科大学附属病院 研修医
    平成12年4月~7月4日 診療補助業務
    臨床研修開始
  • 平成14年 3月
    和歌山県立医科大学附属病院 研修医
    修了
  • 平成14年 4月
    公立那賀病院外科
    勤務
  • 平成14年 4月
    和歌山県立医科大学 研究生甲(外科学(2))
    入学
  • 平成16年 3月
    和歌山県立医科大学 研究生甲(外科学(2))
    退学
  • 平成16年 3月
    公立那賀病院外科
    退職
  • 平成20年 4月
    和歌山県立医科大学附属病院 学内助教
    委嘱
  • 平成24年 12月
    和歌山県立医科大学附属病院 学内助教
    解嘱
  • 平成25年 1月
    和歌山県立医科大学附属病院 助教
    委嘱
  • 平成26年 8月
    和歌山県立医科大学附属病院 講師
    委嘱
  • 平成28年 4月
    Johns Hopkins University visiting clinicianとして留学(4~7月)
  • 平成28年 8月
    Heidelberg University visiting clinicianとして留学(8~10月)
  • 令和04年 1月
    兵庫医科大学 消化器外科学講座 肝胆膵外科 主任教授

所属学会

  • 日本外科学会 外科専門医・指導医
  • 日本消化器外科学会 消化器外科専門医・指導医・消化器がん外科治療認定医
  • 日本消化器病学会 消化器病専門医
  • 日本膵臓学会 認定指導医
  • 日本肝胆膵外科学会 肝胆膵外科高度技能専門医
  • 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
  • 日本メディカルAI学会 公認資格
  • 医学博士(2009年)

所属医師

主任教授/診療部長

廣野 誠子
(ひろの せいこ)

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准教授/外来医長

中村 育夫
(なかむら いくお)

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臨床准教授/病棟医長

多田 正晴
(ただ まさはる)

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助教

飯田 健二郎
(いいだ けんじろう)

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臨床講師/医局長

末岡 英明
(すえおか ひであき)

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助教

岡本 共弘
(おかもと ともひろ)

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臨床講師

野垣 航二
(のがき こうじ)

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助教

栗本 亜美
(くりもと あみ)

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助教

藤 浩明
(ふじ ひろあき)

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病院助手

白井 大介
(しらい だいすけ)

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